Tuesday, June 30, 2009

ヨガプラクティス〜心の避難所


Namaste,


身体を動かす全てのヨガをハタヨガと言います。ハタヨガと言う大きな樹のしたに、ヴィンヤサ、アシュタンガ、陰ヨガなど色々なヨガスタイルがあります。古くから伝わるヨガの教典にはその大きなヨガの樹の下に立ち、避難所を求める者は皆、保護を受ける事ができると伝えられています。

チベット仏教に "taking refuge in the sangha"  と言うフレーズがあります。ヨガでも良く使うフレーズ。前にもOMkariがブログに書きましたが、型にハマった考え方や社会のコンディショニングから解放されるには新しい言語で考える事が必要で、ヨガ的な言語で考える様にすると意識に変化が起こります。

ヨガはそういう制限された意識から解放してくれる、トランソフォーメーションへのプロセスであるから、ヨガ言語、サンスクリット語やヨガフレーズで考える様にしてコンディションされているマインドをトランスフォームして行きます。

サンスクリット語は偉大なスピリチュアルな言語と言ったのはジョーセフキャンプベル。ジョーセフキャ ンプベルは私もOMkariも絶大な影響を受けている神秘家、私たちのヨガ哲学の基礎を築いてくれました。



taking refuge : 避難所を求める

sangha: コミュニティー、satsang 〜 サットサンガ、の sangha で同じスピリチュアルな道を志す者が集うと言う意味

"taking refuge in the sangha" : 日本語で避難所と言うと、少しネガティブでヘビーなイメージがあるかもしれないですが、人生にはつきものの苦しみや悲しみなどからシェルター、保護を受ける、心が安らぐ場をスピリチュアルコミュニティー、ブッダや "教え" に求めると言う意味です



不安定な時代を生きる我々現代人にとって、日々のヨガプラクティスが心の避難所に少しでもなれば良いなと思い、一人一人のニーズにあったヨガを選んでいただける様に、ヨガスポットでは、色々なスタイルのヨガクラスがあります。その日の気分に合ったクラスに参加できると言うのも良い所です。

私も日々、ヨガプラクティスやコミュニティーに "take refuge" しています。I take refuge in my yoga practice everyday and that is what keeps me going.

日々のヨガプラクティスを心の避難所にするにはもちろん、バランスのとれたヨガの練習を心がける事が必要です。

ヨガのポーズ、ヨガアサナの練習をしていて、終わった後はクタクタになってしまって、何もできなくなる位疲れてしまう場合は何かがおかしいのです。ボディーロック、バンダ(練習中エネルギーが漏れださない様にふたをするテクニック)ができてないかもしれないし、自分が行っている練習の仕方が合わないかもしれないのです。

ヨガになれていても、その日は、ランジなどスタンディングシークエンスはやりたくないと言う日もあるでしょう。疲れているのにアクティブなヨガを練習していたのではかえって逆効果になってしまいます。

そう言う時は、月のフローヨガ、ハタヨガ、ジェントルヨガの様なシークエンスを練習する方がバランスが取れます。


同じ様に運動不足で、全然身体を動かさず、身体が重かったり、何もやる気が起こらない時に、陰ヨガなどをプラクティスしても、逆にバランスが崩れてしまい、質の悪い陰の要素が身体に滞ってしまいます。


Vinyasa とはサンスクリット語で、"特別な方法で設置する" と言う意味で、練習の始めに偽りのない自分の姿をまずは認識して、そこから自分のコンディションに合った練習をすると言う解釈。

ヴィンヤサシステムではヴィンヤサクラーマと言う進化のステージをたどった練習法をします。

*今では大きな意味ではvinyasaとは呼吸と動きの連動とか、プランク〜コブラ〜ダウンドッグの流れと言う意味がありますが、

サンスクリット語ではvi: 設置する (vi は英語でto place と言う訳になりますが、日本語訳は"場所" ではありません、動詞の"設置" や "置く" と言う訳になります)

nyasa:特別な方法で

"特別な方法で設置する" vinyasaの意味になります


例えばアシュタンガヨガが合わないのに、怪我をしながら身体に負担をかけながら続け、燃え尽きてしまうケースもあります。よくあるケースが、初心者にかぎって少しヨガになれてきたところで、上級のクラスに参加してしまいます。ヨガ初心者には、まず初心者向けのクラスに参加してヨガになれて来てから次の段階に進めば、楽しく、気持ち良く、ヨガプラクティスを継続できる事が可能です。


生徒さんのプラクティスを見ていて、ヴィンヤサクラーマ、進化のステージをたどって、クラスを選んでプラクティスしている方々は、素晴らしく上達するし、楽しくヨガをライフスタイルに取り入れています。

バランスのとれたヨガのプラクティスを保つ事でヨガプラクティスやコミュニティーに "take refuge" する事が可能になります。お酒やタバコやパチンコよりは良い心の避難所ではないでしょうか。



Sita Ram Sita Ram Jai Jai Hanuman





Tuesday, June 23, 2009

yogic lifestyle

ヨガのライフスタイルを生きていると何かと日々の生活でこだわりが出てくる。数多くあるライフスタイルのこだわりの中の一つ→必ず、お水はSIGGのボトルで持ち歩いている。

私たちも長い間愛用しているSIGGをヨガスポットに入荷いたしました。他ではあまり見られないヨガっぽいデザインのボトルです。スタジオに来たさいチェックしてみてね。

ボトルにもこだわっていますが、飲用のお水も重要。 多くのミネラルウォーターは酸性水でそのお水を飲むより水道水を飲む方が身体に害が無いと言われています。色々なミネラルウォーターのPHバランスをチエックしたのですが、ほとんどが酸性水でした。ガソリンより高い水を買い続け、しかもその購入しているペットボトルの水が良質でないとすると本当に生活習慣そのものを見直さなければならないとこが沢山あります。

音楽、ヨガマットやヨガウエアーもそうだけど自分が愛用して良いものは、やっぱりみんなとシェアーしたい。 SIGGおすすめです。



Monday, June 15, 2009

Off the mat

先日の日曜日、ヘッドスタンドワークショップを行いました。参加者の
皆様お疲れさまでした。 皆さんの熱心さに私もパワーをもらいました、ありがとうございます! このワークショップで、シルシアサナに上がれた方も上がれなかった方もいたのですが、上がれても上がれなくても、それなりに山を超える事が出来たと思います。

今回のワークショップでヘッドスタンドをマスター出来なかったとしても毎日の練習を続ければ、かならず出来る日が来ます。ワークショップでも言ったように自身を持ち、出来ると言う思い、自分を信じる事を忘れないように。Keep on practicing!

ヨガのゴールは、ヘッドスタンドに上がる事では無いし、savasana(屍のポーズ)から目覚めてヨガのプラクティスが終わる訳でも無い。 私たちのヨガはシャバサナから目覚めスタジオを出て日々の生活に戻ってからも続きます。マツトの上だけのプラクティスにしてしまったら、マットの上での努力が無意味になってしまう。

Off the mat into the world ! Peace, Peace, Peace